見積り依頼は1社でいいの?
2〜3社に見積を取り、比較検討のうえ決定することが多いですが、信頼できる工事業者があれば、1社でもよいと思います。

工事業者はどうやって選ぶの?
単純に見積金額が低いところで決めるのではなく、工事内容の理解度や見積の説明、会ったときの印象・信頼感など含め、総合的に判断します。

見積金額が予算に合わないこともあるの?
予算を前提に実施設計を行いますので、大きな違いが出ることはありません。予算との差額が発生した場合、見積内容・設計内容・顧客要望の3つを照らし合わせ、調整を行います。

工事費の支払いはいつ?
工事費の支払い時期は工事業者により異なりますが、通常は工事総額を3〜4回に分けて支払います。
例) 工事着工時に      1/3
   全工事期間の中間に  1/3
   完成引渡し時に     1/3

地鎮祭・上棟式は必ずやる?
最近は予算や都合などにより、省略する場合も増えてきてはいます。ただ、形式的な儀式という意味合いではなく、職人さんとの挨拶の場でもあるので、強い理由がない限り、やったほうがよいものです。

工事監理ってなにやるの?
建築物が図面どおりに建てられているか、工事の仕方に問題はないか、工事の進捗状況に問題はないかなどをチェックすることです。設計者が第三者の立場で入り、工事現場を監理することがベストです。

完了検査は必要?
完了検査は建物が建築確認申請とおりにできているかを検査するものです。合格であれば検査済証が発行されます。法的に必要なものですが、実際には検査を行わない人もいます。ただ、融資などで完了検査を受けていることが条件の場合もありますので、必ず受けるべきです。

施主検査ってなにやるの?
工事が終了して住み始める前に、建物が不具合なくできているかを施主に確認してもらいます。床のきしみや扉の開き、汚れや仕上がりなどをチェックします。また、竣工図や設備機器の説明書など、住み始めたあとに不具合があった場合に内容を確認できる書類のチェックも必要です。

引渡しとは
工事期間中の建築物は、まだ完全な施主の所有物ではありません。工事中の建物は法規的に使用できない状況で、施工者の管理下にあります。完了時に始めて施主のものとして工事業者から引渡しされます。

住み始めた後のアフターフォローは?
住み始めた後に、なにか不具合が生じたとき、それが設計の問題なのか、工事上の問題なのかわからない場合があります。どちらか判断つかない場合は設計者に問い合わせください。訪問の上、対処いたします。