Glass Deck
第4回空間デザインコンペティション 金賞  主催 日本電気硝子株式会社
都市において、海(自然)と構築物(人工)を調和させるのは難しい。
二者の調和には、親水、景観、安全性、などの考慮が必要であり、さまざまな試みがなされているが、二者が断絶された関係になりがちである。
海と構築物を調和させる干渉体として、ガラスデッキを提案する。
ガラスデッキは、その透過性により二者間の関係をあいまいにし、連続感のある空間を構成する。
デッキは二段階で構成され、潮の満ち引きとともにその表情を変える。
また、ガラスブロックは、三次曲面の構成が可能であり、デッキ上に池や丘を造ることができる。
満潮時には丘から海の中を覗き込め、干潮時には池に海水が張られる。
一日を通して変化に富み、役割を変えていくガラスデッキは、都市のベイサイドに新たな一風景を加えることになるだろう。