透るサイン
第四回札幌国際デザイン賞 入選  主催 札幌国際デザイン賞実行委員会
雪道において、街かど案内板などのサインを見るのは難しい。
道に雪が積もり溜まっているうえに、案内板が雪に覆われてしまう可能性がある。
「雪の透るサイン」は案内板である2枚の透明プレートの上に"羽"(屋根)をのせ、案内板の周囲
に雪が溜まらないようにした。
"羽"に積もった雪はプレート間にゆるやかに滑り落ち、下からのライトアップと共に案内板を引き立てて見せる。
また、雪のない状態の時には、"羽"(屋根)が宙に浮いて見え、サインの存在する位置を示す。
晴れた日には、"羽"による地面への軽やかな影が一休みする空間を創り出し、雨の日には雨宿りする場所となる。
「雪の透るサイン」はサインの機能を果たすとともに雪の街を彩り、一年を通じて街環境に新たなアメニティーをもたらすことになるだろう。