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住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2005 奨励賞 |
現代では「イス座」を中心とした生活様式と、和のテイストを取り入れた「床座」による生活様式が混在した住空間が多くみられ、一般的になっている。 それぞれが個別に存在するのではなく、ワンルームのような同一空間で同居するとき、視線高さの違いに対する空間構成があまりなされていないのが実情である。 提案する空間は、天井から垂れ下がる壁と、床から立ち上がる壁により、「イス座」と「床座」のそれぞれにおける視界の広がりが上下に分割される。 各々が干渉したり分断されたりすることなく、二つの視界が緩やかに繋がる。 また、それぞれの壁小口に組み込まれた照明により、シーンに応じた照明演出が可能となる。 空間を平面方向に分割するだけではなく、視線高さに応じた垂直方向の空間分割を計画することで、新たな空間認識を促すことになるだろう。 |
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